
第二海堡ツアーとは?
昨年11月にクラブツーリズム主催の第二海堡上陸ツアーに参加してきました。
横浜駅集合で電車と徒歩、船を用いて戦艦三笠、猿島、そして東京湾に浮かぶ人工要
塞 第二海堡を巡るツアーです。ツアー代は2万と高額ですが、GO TOの補助で
7千円割引、地域振興券で3千円分頂き、実質1万円で参加できました。
ただ人気ツアーで予約がすぐいっぱいになります。平日は割と空きがあったので狙い
目だと思います。
ツアーには高校時代のM君と参加しました。友人のM君とは久々の再会ですが、
オンライン飲み会してるので新鮮感はない笑今のテクノロジーに感謝です。
横浜駅京急改札で集合です。もちろん、体調管理シート提出し、体温測定も行います。
ツアー参加者は家族連れや夫婦参加が多い印象でした。ソーシャルディスタンスを
守るため3班ほどに別れて行動します。
戦艦三笠で東郷平八郎に対面

横須賀中央駅につき、徒歩で戦艦三笠まで行きます。15分と以外に歩きます。
このツアー、後述の猿島や第二海堡でも足場悪い場所を歩くので、
靴はスニーカーやハイキングシューズは必須だと思います。
あと水のペットボトルを2本も頂けたので水筒は小さくても良さそうです。

よこすか海軍カレーを食します。横須賀カレーの特徴の牛乳もあり少し辛口で美味しかったです。
ただM君はカレーだけでは満足できず、お土産屋の揚げ物を食べていました。
そして戦艦三笠を散策しました。何回か行ったことはあるのですが、当時の士官室や
砲台なども再現されており、何度来ても楽しめます。
また資料も充実しておりやバルチック艦隊との日本海海戦について学びます。
今回始めて知ったのですが、
第二次世界大戦後は進駐軍に接収され戦艦三笠はビアガーデンとして
利用されていたそうです。その発想に驚きです、、。
猿島の魅力を10倍楽しむ方法

猿島を10倍楽しむ方法、それは ずばり、ガイドさんにつくことです。
実は2ヶ月前にも猿島に来たことがあり、正直期待はしていませんでした。
しかしツアーガイドさんの説明を聞けてその思いは吹き飛びました。
煉瓦をよく見るとレンガの積み方がイギリス式フランス式の2種類あることを初めてしりました。
さらに猿島には海を渡る蝶々のアサギマダラがおり、ちょうど見ることができました。
鳥が海を渡るのは知っていましたが、まさか蝶々が海を渡るとは衝撃でした。

また戦後に接収の際、要塞の曲がり角の部分に待ち伏せがいないか、進駐軍が威嚇射撃をした跡があり
驚きの、連続でした。
以前来たときは雰囲気あるな、程度で通り過ぎてしまった遺構もガイドさんの説明で本当に魅力を再発
見できました。ガイドさんにつくことで猿島を10倍は楽しめたと思います。
正直今までは博物館や城、遺構でもガイドさんにつくことはあまりなく、自分のペースで見ることが
好きでしたが、今回のツアーでガイドさんの重要性を認識しました。
マイペースで観る良さ、ガイドさんにつく良さのそれぞれを、秤にかけながら
少しのお金で楽しさ、興味が倍になるなら今後積極的にガイドさんについて頂こうと思います。
波に揺られ第二海堡を目指す

そして再び専用船に乗り30分揺られます。
近くに大きなタンカー船が通りその痕を通ると船が割と揺れます。
これって殆ど船に乗らない自分には結構衝撃的で、湾内だからこそ起こる事なのでし
ょう。航路が交差するのでぶつからないかドキドキでしたが、勿論大丈夫です。
自分は船酔いに弱いので少し酔いました。横を観ると友人のM君は涼しい顔で潮風を
受けています。ちなみにデッキ席に出て風に当たることもできますし、船内にも席はあリどちらか選
べます。揺れに耐えていたるとようやく第二海堡が見えて来ました。
とうとう上陸、これが第二海堡!

上船が徐々に近づいていき上陸するとガイドさんからおめでとう御座います!の声が
上陸率は60%程と波次第では近くまで寄って上陸できない事もしばしばあるそうです。
私も元々このツアーの1ヶ月前に予約していたのですが、その時は波が強くて船が出せず中止と
なりました。やはり自然、海には逆らえないのですね。
第二海堡は未だ護岸整備の為に懸命に工事が続けられています。
ちなみに第二海堡は水深12mの海中に50万人の人夫、現在の価値で36.7億円の予算で
明治時代から大正時代の25年の月日をかけて作られたそうです。

第二海堡の先端部分からの眺めもとても壮大でした。タンカーが時々通ります。
近くをタンカーが通っていく様子も圧巻でした。

砲台跡には高さ12m の灯台が建てられ、船の航行の安全のために機能しています。

砲台があった場所も周りの土がなくなり、砲塔の周りが丸裸の状態です。
砲台の基盤を覆っていた土がなくなってしまう、自然の凄さを感じます。

豆知識第二海堡内には無数のレンガがあり、その中には桜印が付いているレンガとののとです。
桜花章煉瓦というレンガに印をつける事で製造地がわかる様とのことでした。

また人が持ち込んだ植物としてアロエがあります。
因みにアロエはステーキ等色々な食べ方が出来るそうです。 いつか機会があれば食べてみたいです。
帰りは満足しながら船に揺られ横須賀へ戻ります。
帰りの船の中でもガイドさんは説明して下さり、とても丁寧で大満足でした。
帰りは横須賀中央駅で自由解散となりガイドさんにお礼を伝えて解散します。
地域振興券は当日限りの仕様なのでM君とお土産をどぶ板通りで爆買いしました。
やはり、カレー煎餅一択です。
ツアー後の感想

ちなみに夜ご飯は横須賀のどぶ板通りで横須賀バーガーを食べました。
なかなか美味しいのでぜひ食べてみて下さい。
今回のツアーは 戦艦三笠、猿島のガイドツアーも大満足でしたが、
それ以上に第二海堡上陸は何物にも変えられない貴重な経験でした。
横須賀にある観音崎の砲台痕、猿島さらに第一から第三海堡までと、
壮大な防衛線により東京湾を、連携して守っていた事がより身近に感じられ、ひとつひとつの点が線に結ばれた思いです。
4月から、クラブツーリズムさんでまた再開するとの事です。
大人気ツアーですが、とても、貴重な体験できますので、是非皆様も奮って参加してください!
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